シフォンケーキの絵本を出版して小児がん支援を永遠に！

はじめまして！ご覧いただきありがとうございます。
飛騨高山でノンオイル米粉シフォンケーキを製造販売している【思歩音(しふぉん）】の荒田由香と申します。
私は娘を急性リンパ性白血病で亡くしてからずっと生きる意味を模索していました。そんな中、シフォンケーキ作りに出会いその答えを見つけられたように思います。私はシフォンケーキを通して永遠に小児がん支援をし続けられるものを作りたい！そんな想いをシフォンケーキの絵本に託します。最後まで読んでいただけると幸いです。

≪シフォンケーキ販売での小児がん支援について中日新聞に掲載されました≫

思歩音のシフォンケーキは、地元で大切に育てられたお米の米粉（まんま農場）・飛騨牛乳・岐阜県産の新鮮な卵を主な原料とし、季節ごとに旬の野菜や果物を使って様々なフレーバーを焼いています。

 スーパーやカフェへの納品を中心に時々マルシェへ出店させて頂きながら、私一人で経営している小さなお店です。



現在47歳の私は2020年にシフォンケーキに出会い、それ以降すっかり虜になりました。
お家で楽しく焼いていたシフォンケーキ。
毎日夢中になって焼き続けていたある時「私がシフォンケーキに出会ったのはこれで小児がん支援をするためだったんだ！」と気が付きました。

【なぜ小児がん支援？？】

私は今から８年前の2015年、当時１２歳だった長女を急性リンパ性白血病で亡くしました。
小学３年生の時に発症し、高山から遠方の名古屋の病院で約2年半治療をしていました。骨髄移植をさせて頂いたおかげで一時は地元の学校へ登校できるまで回復しましたが、間もなく再発してしまいました。

愛する娘を失った…という現実を受け入れることができないまま月日だけが流れていきました。
日常に心が追いつかずこの先どう生きていけばいいのか…と途方に暮れる毎日を何年も過ごしていました。
 
≪小学６年生の娘の歩佳≫

そんななか、ふと『大好きなシフォンケーキを焼こう』と思い立ったのです。
その日から頭の中はシフォンケーキのことでいっぱいになりました。少しでもキレイに、少しでも美味しく…とシフォンケーキと対話しながら思歩音のシフォンケーキをカタチにしていきました。

ようやくそのシフォンケーキが出来上がってきたころ、私の中で「このシフォンケーキは小児がん支援をするためのものだったんだ」と腑に落ちる瞬間があったのです。
そこで認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワークさんで行っている提携商品（寄付付き商品）としてシフォンケーキの販売を始め、売上の一部を小児がん支援のために寄付させて頂くことになりました。

【認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワークとは】

【小児がんの子どもたちが安心して笑顔で生活できる社会の創造に寄与する】
をビジョンに掲げ様々な活動をされています。

・小児がん交通費等補助金制度
・奨学金制度
・ひとり親世帯支援制度
・小児がん治療等の研究助成　など

日本で小児がん（15歳未満）と診断される人数は、年間2000人～2500人です。医療の発達とともに５年生存率は70％～90％までになりましたが、一方で助けることのできない命もあり、子どもの病死原因第１位という現状があります。
以前小児科医から、小児がんは罹患数が少ないため新治療に対する研究費がなかなか入らないとお聞きしました。もし、費用の問題がクリアになることで研究が進み、小児がんが100％完治できる病気になるなら遺族として何かできることはないかと日々考えています。

≪ゴールドリボンは世界共通の小児がんの子どもを支える活動のシンボルマークです≫


≪絵本製作のご報告をしに事務所へお伺いしました≫

【私がシフォンケーキを作りながら感じていること】

シフォンケーキに出会う前の私は、愛娘を亡くしたことによる深い喪失感・自責の念・寂しさ・悲しみ・孤独感で体も心もガチガチでした。
当時の私はその苦しみを他者に癒してほしいと何年もさまよっていたのです。

しかしシフォンケーキに出会い、日に日に夢中になって作り続けていたら不思議と抱え込んでいた想いが少しづつ開放されていました。
きっと、製造工程が自分自身の心に向き合う純粋な時間になっていたんだと思います。
そしてガチガチに固まっていた私の心はゆっくりとシフォンケーキのようにふわふわになっていきました。
～シフォンケーキが進化していくのと同時に私の心もいつの間にか癒されていったのです～

私は『シフォンケーキを作ることによって自身のグリーフケアに繋がった』ことに気が付きました！
一時的な受け身のグリーフケアも大切ですが、日常生活の中で自分自身に施せるグリーフケアが『シフォンケーキ作り』だったのです。
さらに、そのシフォンケーキで小児がん支援をさせて頂けることは私の生きがいにもなりました。

私が実体験として感じた【シフォンケーキの可能性】
過去の私のように苦しんでみえる方のお力に少しでもなれたら幸いです。

娘を亡くした経験があるからこそ、今の私にできることなのだと信じています。
 
私を救ってくれたシフォンケーキ
私と同じようなご経験をされた方がシフォンケーキによって少しでも癒されるといいな…と願っています。
 

【シフォンケーキの絵本に託す私の希望】

小児がんに罹患し頑張って闘病している子どものことを知ってほしいという想いをのせて、シフォンケーキを販売していましたが、私一人での製造数の限界や食品という期限の限界を感じていました。
そこで、もっと多くの方に啓発できたらと思い、シフォンケーキを題材とした絵本の出版を考えました。私がシフォンケーキを焼くなかで実感した、私の心とシフォンケーキの関係、娘を想い娘と一緒になって作るシフォンケーキ、グリーフケアに繋がったシフォンケーキ作り、優しい気持ちになれるふわふわな食感のシフォンケーキを伝えたいという願いを込めた絵本です。
私の大好きなシフォンケーキの絵本で、小児がん支援を永遠にしていけたらとっても幸せです。
 
シフォンケーキが小児がん支援のシンボルフードになりますように～！

【絵本:シフォンケーキのしふぉんくんの紹介】

≪絵本の主役…シフォンケーキのしふぉんくん≫

●あらすじ●
毎日ママは楽しくシフォンケーキを焼いています。そして毎日様々なカタチのしふぉんくんが誕生しています。
でもママは突然シフォンケーキを焼けなくなってしまいました。しふぉんくんはとっても悲しんでいます。
いったい何があったのでしょう…。

絵本の挿絵は絆画作家の大村順さんにお願いします。
※絆画とは亡くなった方がもし今生きていたらなっていたかもしれない「現在の姿」を想像して描く絵画です。
大村さんは「娘にシフォンケーキを食べてほしかった」という私の願いを叶えてくださいました。



≪高校３年生になった娘と小学６年生の弟がおやつにシフォンケーキを食べている絆画≫

今回の挿絵も想像以上に素敵なものになると思います。
大村さん、よろしくお願いします！
 

＊絆画作家/大村順さんからメッセージを頂戴しました＊

荒田さんとは、12歳で亡くなられた娘さんが高校生になった姿を描いてほしいという絵（絆画）のご依頼で出逢いました。そして、今回も絵本のご依頼をいただきました。娘さんのことをはじめ、たくさんのことを話してくださいました。
その中で、僕が一番印象に残っていることを皆さんにお伝えさせてください。

このクラウドファンディングもですが、荒田さんはやったことがなく、全くやり方がわからなくて、結果どうなるかわからなくて不安なことでも、娘さんへの想いひとつでやり遂げようとしています。
こういう気持ちに真っ直ぐな行動は、やりたいと思っていてもなかなかできないと思うので、僕は本当にすごいことだと思っています。
だからこそ全力で応援したいです。
シフォンケーキ作りで、ご自身にできることを真剣に考えて、不安でも行動できる意思の強さと、その「やりたい」という心に素直に向き合える荒田さんを応援していただきたいです。

どうか大勢の皆さんのご支援のほどよろしくお願いします。

絆画作家／大村 順（http://www.kizunae.jp）

【絵本から広がる私の夢】

・絵本がゴールドリボン（小児がん支援）活動を知るきっかけになり国内外にどんどん広まっていく！
・シフォンケーキが小児がん支援のシンボルフードとして国内外に認知される！
・シフォンケーキ作りがグリーフケアの一助となりいつの間にか笑顔になった方が増える！
・闘病中の子どもや支えているご家族と一緒にシフォンケーキ作りを楽しむ！
・絵本を持って全国のシフォンケーキ店を巡る！
・シフォンケーキを食べながらグリーフケアに繋がれる拠点を作る！
・「しふぉんくん」が小児がん経験者のマークになる！

≪シフォンケーキを作ることで癒される人を増やしたい♡≫
 

【このプロジェクトで実現したいこと】

絵本を販売させていただくことで、小児がん支援活動の啓発や継続的にゴールドリボン・ネットワークさんへ寄付をしていけたらと思っています。
そして、私が娘のいるお空へ行ったあともその支援が永遠に残っていくものとなればと願っています。
私の人生には子どもを亡くすという辛い経験がありましたが、きっと人それぞれに抱えてしまう大きな壁があると思います。私がそこから立ち直ることができたのはシフォンケーキがきっかけでした。この絵本が読んでくださった方の何かのきっかけ作りになってもらえたら幸いです。
 

【応援メッセージのご紹介】

名古屋大学小児科
山森　彩子　先生



ご息女を診させていただいていた山森と申します。ご息女は、急性リンパ性白血病の中でも極めて予後の悪いタイプの白血病に罹患され、長期に渡る治療にも関わらず、勇気を持って戦われました。彼女は抗がん剤治療の辛さにも関わらず、決して弱音をこぼすことなく、真摯に勉強に取り組み、同じ病棟の小さな患者さん達に優しさを示していました。彼女が治療を受けていた頃は、現在主流の白血病治療薬がまだ存在しない時代でした。残念ながら、8年前に彼女はご家族に見守られながらこの世を去りました。その後も、縁あって、ご自宅で手を合わせ、ご家族とお話させていただく機会をいただいておりました。
ご長女を亡くされた哀しみはとても深く、その哀しみと向き合うために長い時間が必要でした。その中でグリーフケアとしてシフォンケーキを焼くようになりました。3年前からは、高山でシフォンケーキのお店を開き、その収益を小児がん診療への寄付に充てるという行動に昇華させ、より前向きに活動されるようになられました。
 そして今回、荒田さんからシフォンケーキを焼くことを通して得た経験を１冊の絵本にして、クラウドファンドを立ち上げるというお話をいただきました。この絵本を通じて、荒田さんが8年間をかけてお子様を亡くされた哀しみとどう向き合い、前向きに行動できるようになったか、可愛いしふぉんくんと一緒に知っていただければと思います。
荒田さんの絵本が、多くの人に「小児がん」について理解を深めるきっかけになるよう、応援させていただければと思います。


MASTコンサルティング株式会社　
岐阜・高山事務所　執行役員
中小企業診断士　丸山　学　様


『シフォンケーキが小児がん支援のシンボルフードになる』という壮大なビジョンに向けて、コツコツ着実に実践されている荒田さんの姿に、私自身いつも勇気づけられています。「私、お金のために事業をしているわけではないんです。」岐阜県信用保証協会の創業者サポートで初めてお会いした際、力強く一番最初にお話しいただいた言葉が今でも忘れられません。思歩音の活動を応援していただける方の少しずつの力を集約することで、小さなチャレンジが、社会を変える大きな力となると思います。７５００人に１人といわれる小児がん患者さんやそのご家族・支援者の方々が、少し前向きに、笑顔を取り戻していく社会を目指す荒田さんの挑戦を、力いっぱい応援しています！


十六銀行　高山支店　　滝澤　敬之　様　
「シフォンケーキと小児がん？」
今回の相談を受けた際、この２つにどんなつながりがあるのだろうか？という疑問が浮かびました。荒田さんご自身と娘さんの経験を通じて、この企画に対する「想い」や、同じく小児がんで闘っている子どもたちへ支援がしたいという「熱意」を感じました。企画立案にあたり、私も含め、みなさんができることは「支援の輪を広げること」だと考えています。小児がんに関する知識が不足していたこともありましたが、この事業を通じて、「小児がんを知ること」と、「できることから始めること」を実践していきたいと思います。
是非みなさまにも温かい「想い」をもっていただき、一緒に支援の輪を広げてみませんか？

【支援金の使い道】

・絵本の出版費用等　1000部（岐阜新聞出版室）　
　1,133,000円
・イラスト制作費　(キズナワークス大村順）　　　
　352,000円
・オコス手数料
・リターン配送料等諸経費

【今後の流れ】

　５月２２日…OCOSプロジェクト開始
　６月２５日…OCOSプロジェクト終了
　９月…小児がん啓発月間に絵本完成予定
１０月…順次リターン品発送
※レッスンに関しましては個別にご連絡させて頂きます
※シフォンケーキのフレーバーと発送日時はご指定がお受けできませんのでご了承ください
　（シフォンケーキの消費期限は発送日を含め３日となります）

 

 

 

～屋号【思歩音】に込めた私の想い～
　　思…いつもいつも思っている
　　歩…歩佳のことを
　　音…本音（素の心）で生きていくよ

【募集方式について】
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実施し、リターンをお届けします。
【プロジェクトへの寄付について】
本プロジェクトへのご寄附は、税制上の優遇措置の対象ではありません。
【領収書の発行について】
本プロジェクトについて領収書の発行は可能です。ただし事業者は、適格請求書（インボイス）発行事業者ではございません。
詳細は「よくあるご質問」https://www.oco-s.jp/faqをご参照ください。

思歩音Instagram

思歩音HP　https://chiffon-no-chiffon.com/