「ねこのま」さんの挑戦を心から応援しています。
持続可能な保護猫活動は、命を救う活動であると同時に、地域の課題に向き合う「社会の営み」でもあります。
飼い主の入院や高齢化、孤立など、猫が困っている背景には、いつも人の困りごとがあります。
もしもに備え、猫も人も安心して暮らせる仕組みを地域の中につくることは、これからの日本に確実に必要とされる取り組みだと感じています。 そして保護猫活動の場は、猫の命を支える場所であるとともに、人と人がつながる温かなコミュニティにもなり得ます。当団体は、岐阜市の長森で障害福祉サービスの就労継続支援B型事業所「シャンツェ」で「忍者ねこカフェ　猫影」（保護猫カフェ）を運営しています。
猫をきっかけに立場の違う人同士が言葉を交わし、支え合い、優しい循環が生まれていく。福祉活動と保護猫活動の運営を通じて、その力を日々実感しています。 「ねこのま」さんの挑戦が、猫と人のどちらにとっても豊かな未来につながりますように。小さな命を守る輪が郡上からさらに広がっていくことを願っています。

一般社団法人サステイナブル・サポート 代表理事　後藤千絵