東濃実業高校×鵜舞屋がコラボレーション！新商品開発します。

私たち東実のビジネス管理科起業創造類型と株式会社鵜舞屋は平成28年から授業の一環として商品開発を一緒に行っています。
今回、新商品を開発するにあたり、地域の事業者の皆さんと意見交換をする中で、私たちの地元岐阜の郷土料理「サヨリ飯」を知りました。「サヨリ飯」は地元でもあまり知っている人は多くなく、このままでは伝統料理が受け継がれなくなってしまう！なんとしても沢山の人に知ってもらいたい！その思いで商品開発を決めました。今回、新商品として開発したのは、サヨリ飯が自宅などで簡単に作れる缶詰の炊き込みご飯です。



 

日本五大銘飯『サヨリ飯』

私たちのまわりにはサヨリ飯に詳しい人が少なく、地元文化に詳しいスクール相談員：細野さんにお話をお伺いしました。
サヨリ飯は、昔は稲作農家などが農作物の収穫に対する感謝とお礼の気持ちを込めて家族で食べられていたそうです。しかし、核家族化の影響で伝統に対する意識が薄れてきてしまっていること、また作業の機械化が進み、伝統的な風習が消えてしまったことなどにより、郷土料理として途絶えてしまったのではないかと教えていただきました。

サヨリ飯は御嵩の郷土料理であり、秋に収穫された新米と当時貴重で高級品であったさんまを、1年間の収穫に対する感謝の気持ちを込めて、一緒に炊き上げたご飯だそうです。海なし県である岐阜県の中濃地域や東濃地域ではその昔、魚の種類はあまり知られておらず、サンマを含む細長い魚を総称してサヨリと呼ばれていたことから、「サヨリ飯」と名がついたとのことです。
サヨリ飯は、1939年（昭和14年）に「日本五大銘飯」として認定された格式高い名物料理です。日本を代表する郷土料理として選定されており、いわば、国がベスト５に選んだ元祖ご当地グルメです！
この活動により、実は私たちも初めてサヨリ飯を食べたのですが、美味しさにビックリし、何杯も掻き込んでしまいました。
かつて五大銘飯として認定されたこのおいしいサヨリ飯をもっと多くの方に味わってもらいたいという思いで、私たちはコラボレーションをし、開発を行ってきました。ぜひ、地元が誇るサヨリ飯を食べて、頬っぺたを落としてください。また、親戚やお友達にも伝えていただき、皆さんの手で「サヨリ飯」を復活させましょう！！


   
                                     

これまでのコラボレーション商品

私たちは、今まで色々な商品を開発してきました。

最初は、「鮎」を使ったふりかけです。「実は、鮎の佃煮はあまり食べたことないけど、ふりかけは大好きで毎日のように食べているな」そう思い、開発した商品が「鮎ふりかけ あゆっころ」です。
 

また、コロナ禍でオンライン授業が多くなったときは、オンラインで出来る事をみんなで考え、加茂農林高校とも意見交換をし、加茂農林高校が育てたニンニクを使用して作った「チャッチャットン（煮豚）」「チャッチャットリ（煮鶏）」を開発しました。
コロナ禍で、家庭で簡単にチャッと食べる事の出来る商品との意味合いと、岐阜の方言を用いたかわいい・馴染みやすいネーミングにしました。

資金の使い道

集めた資金は「サヨリ飯」の開発費に使います。
また、支援金額の３%を「笑顔の花びら集めたい」への寄附に活用させていただきます。

「笑顔の花びら集めたい」とは

筋痛性脳脊髄炎の問題について認知啓発啓蒙活動を行う団体です。
東濃実業高校の卒業生である代表の塚本明里さんは、タレント、モデル、ライフスピーカー等、多分野において幅広く活動されています。



塚本さんは筋痛性脳脊髄炎、線維筋痛症、脳脊髄液減少症の三つの病気を患っており、難病を抱えながらも様々な方面で大活躍されています。東濃実業高校をはじめ、多くの場所で持病のことやヘルプマークなどについて情報発信をしており、私たちは塚本さんの活動に賛同しています。また、日ごろからお世話になっている塚本さんの力になりたいとも考えています。
 

スケジュール

10月28日：クラウドファンディング募集開始

12月18日：クラウドファンディング募集終了
12月下旬以降：順次リターン品送付

東濃実業高校の自己紹介

こんにちは。私たちは、岐阜県立東濃実業高校起業創造類型です！東濃実業を略して「東実」です！

東実は岐阜県御嵩町にある歴史・伝統ある高校で、ビジネス管理科（ビジネス科）、ビジネス情報科、生活文化科（生活デザイン科）の３つの科があります。

私たちはビジネス管理科の起業創造類型というコースに所属しており、24人で活動しています。

普段は6つのグループにわかれて、企業の皆さまと実際にコラボレーションなどをして、商品開発やイベント開発を行っています。
                                          　　　

鵜舞屋の自己紹介

株式会社鵜舞屋代表取締役髙森幹啓です。
株式会社鵜舞屋は、明治10年（1877年）より長良川鵜飼の土産品として鮎加工品や佃煮惣菜を製造販売してまいりました。
近年は、日本の伝統食佃煮惣菜として日本全国の皆様にご贔屓にして頂いております。

〔新たな取り組み〕
・平成28年より高校生との商品開発に着手
三重県に生まれ、三重県に育った私が、岐阜の地で「鮎」「飛騨牛」など素晴らしい素材と、日本の伝統食に出会いました。この食文化を、若い世代に伝えたい思いがあります。昨年１００周年を迎えた伝統校「東濃実業高等学校」と一緒に活動出来る事を喜びにしております。コロナ禍で、販売実習も少ない状況の中で、クラウドファンディングに取り組み、高校生が一生懸命努力をしております。
・令和元年にシンガポールWAREES HALAL協会のHALAL認証を取得し、日本食を宗教を問わず楽しんで頂ける取り組みも行っております。もちろん、HALAL認証を取得した「鮎料理」もあり、インバウンドで岐阜に来て頂ける外国人観光客の皆様に鮎を楽しんで頂きたいと考えております。
〔安心・安全な商品づくりへの取組み〕
「美味しい商品づくり」をすれば売れる時代から、「美味しい商品」+「安心・安全」+「健康」を求められる時代になりました。
これまでの手造りを基本とし味を守り、安心・安全な商品づくりの面では、国際認証FSSC22000を令和4年6月に取得し、理化学検査による「健康」を意識した商品づくりを取り組んでおります。

リターンについて

さんまは骨まで食べることができ、とても柔らかいです。具にはニンジンやゴボウ、油揚げなどを使用しています。トッピングとして、胡麻や生姜、ネギ、海苔などをかけることもオススメです。
また、優しい味なので、お茶漬けにしたり、卵かけご飯にしたり、焼きおにぎりにしたり、自分好みのアレンジも是非探してみてください！！
【作り方】
といだお米2合（180mlカップ×２）に、缶詰の汁を入れ、白米を炊く時と同じ水加減にして、軽く混ぜます。その上に缶詰の具材をのせ、炊飯します。炊き上がったら、軽く混ぜ合わせてください。
とても簡単に、おいしいおいしいサヨリ飯の出来上がりです！！


 

十六銀行西野町支店から鵜舞屋さんの紹介

鵜舞屋さんは、明治10年創業の老舗食品メーカーであり、岐阜県産品である鮎の昆布巻きや鮎の甘露煮等、主に地元の伝統食を全国に展開していらっしゃいます。幅広い世代から支持される当地区を代表する老舗食品メーカーであり、また代表の髙森幹啓さんは複数の高校の非常勤講師を務めるなど、多方面において活躍されております。鵜舞屋さんの今回の取組みは、コロナ禍で学校生活が制限される東濃実業高校の学生と一緒に商品開発を行い、自分たちが開発した新商品を世の中の皆さんに幅広く知ってもらいたい、岐阜の郷土飯を復活させ、地元を盛り上げたい、地元の人たちに喜んでもらいたいなど、生徒たちの熱い思いが込められたプロジェクトです。私自身も、とても共感出来るプロジェクトであり、携わることが出来、心が弾む思いです。（担当：山根 章義）

 

最後に

私たちはプロジェクトを成功させて、「サヨリ飯」を身近に感じてもらえるように頑張ります。少しでも興味を持っていただけた皆さま、また東実生の活動に賛同いただけた皆さま！ぜひ！ご協力をお願いします！
この活動を通じて、私たち東実生の活動や魅力がたくさんの方に伝わると嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。

＜募集方式について＞
本プロジェクトはALL-in方式で実施します。目標金額に満たない場合でも、計画を実施し、リターン品をお届けします。