募集終了
林業ボードゲームを広めて「林業教育革命」を!
日本の学校教育から消えた「林業」を出前授業で復活させたい!
121 %
〜 2023年5月31日
※このプロジェクトはAll or Nothing方式です。
目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
支援金額は後日返金させていただきます。
木を伐る、というのが一般的な林業のイメージでしょうか。それに林業ってなんだか遠い存在で、とっつきにくそうですよね。
私たちがつくった「FOREST BALANCE GAME -幻の山林王-」は、林業の仕事をロールプレイしながら環境面と経済面のバランスを探って森を育て、森の成長量とコインの総数を競うボードゲームです。
このゲームを繰り返しプレイすると、木を伐る以外の林業の世界が見えてくるようになります。ゲームを体験したあとにリアルな山を見たら、そこで働く人たちの姿を想像するようにもなるでしょう。
▲「FOREST BALANCE GAME」のプロトタイプ。今回のプロジェクトでは、このプロトタイプを改良して製品化を目指す
「林業って面白い!」
そう感じてくれる人がもっと増えたらいいなと思い、このボードゲームをつくりました。木を伐るだけじゃない林業をぜひ知ってほしいです。

.jpg)
▲岐阜県郡上市の林業現場を取材中の一コマ。(右から)編集部の高岸と田中。©Sun Peiyu
FOREST BALANCE GAMEを開発しました、響hibi-ki編集部です。
私たちは普段、日本各地の農山村を訪れ、林業で働く人・森や木に関わって暮らす人を取材しています。取材記事はWEBから見れますのでぜひご覧になってください。
https://hibi-ki.co.jp/
編集部の田中と高岸はともに、学生時代を通じて林業の世界に関わってきました。林業現場で働く人たちのかっこよさや熱量にふれたときの感動は今も色あせることなく残っています。予測がつかない自然を相手に経営を続ける方々の奮闘ぶりに胸を打たれる機会も幾度となくありました。苦労して植えた苗木がほとんどシカに食べられてしまったり、長年育てた木々が集中豪雨の影響で折れたり流されてしまったり。それでも次の世代のために森林は残していきたいからと、諦めることなく自然や林業と向き合い続けていました。
.jpg)
▲過去に取材した南都留森林組合の皆さん ©Isao Nishiyama
森林や林業の可能性を切り拓く新たなチャレンジに取り組む方たちにも出会いました。木を伐って売るだけではなく、森林空間そのものをサービスとして活用する森林レンタルをはじめた林業会社。森づくりの考え方や林業道具の使い方、森林調査・測量、植林など林業に必要な基礎知識について学べる森の学校を運営し、森づくりの担い手育成に力を入れる森林組合。そうした熱意を持った人々との出会いが今の仕事の礎になっています。
その一方で、世間の目からすれば、林業は3K(きつい・汚い・危険)であって、斜陽産業にしか見えていないという現実も感じていました。しかし、先述のとおり林業がそれだけではないことを私たちは知っています。だからこそ、自分たちが見て触れてきた林業の世界の奥深さを多くの人に届けるべく、響hibi-kiとしてメディアの活動をはじめました。
取材をしてWEB記事やSNSで情報発信することに加えて、昨年からはオフラインの活動にも力を入れています。例えば、林業現場の見学や森林文化・暮らしにふれる「飛騨の“森で働く”見学会」の開催がその一つです。
.jpg)
▲飛騨市森林組合さんの現場見学の様子
森林組合と民間企業の現場をそれぞれ訪れて違いを比較し、現場で働く人との交流会も行ってリアルな声が聞ける場をつくりました。豊富な森林がある飛騨だからこその文化を知ってもらおうと、飛騨の大工技術がつまった祭り屋台の見学、古い木造家屋が残る町並み散策、薬草料理や薬草茶を楽しむランチタイムなど、森林文化が今も飛騨の暮らしに根付いていることを伺い知れる内容にしています。取材などを通じて知り合った方々の協力もあり、こうした見学会を実現することができました。
▼見学会の記事
https://hibi-ki.co.jp/hibikitours031/

©こばやしりほ
打って変わって、焚火イベントの企画・運営も行っています。イベント会場は岐阜県各務原市の公園に隣接する遊び場施設です。取材先から薪を調達してきて、樹種ごとに燃え比べ(音・香り・燃え方の違いなど)が楽しめる焚火になっています。薪に使われている木がどんな森で育って、どんな生産者の手によってここまで届いたのか、といったことも参加者に伝え、焚火きっかけで森林や林業に興味を持ってくれたらなという思いでイベントを続けています。
▼焚火ナイトの記事
https://hibi-ki.co.jp/hibikitours030/
こうして、響hibi-kiが思う林業の面白さを伝えるために、小さなジャブを自分たちなりに打ち続けてきました。FOREST BALANCE GAMEもそのための小さな一手にすぎないかもしれません。ですが、このクラウドファンディングを通じて協力していただける方を少しでも増やすことができれば、自分たちだけでは届かない領域にたどり着くことができると感じています。

学校で林業について学んだ記憶はありますか?
32歳の私(田中)の場合は、小中高大を通じて一度も学んだ覚えがありません。むしろ、「森林伐採は良くない」という話を小学校の社会科で習った記憶があります。
初めて林業の存在に触れたのは社会人になりたてのころでした。あるテレビ番組を見ていたときに岐阜県郡上市の林業現場で働く人の姿を目にし、こういう仕事があるのかと初めて知り、素直に「かっこいい!」と感じました。この出会いをきっかけに、私は岐阜県美濃市にある森林文化アカデミーへ入学し、2年間林業を学ぶことになります。
.jpg)
©Hiroaki Tanooka
実際林業について学んでみると、森林伐採は悪くないことがわかってきました。人が生きていく上で欠かせない森林資源を使い続けていくためには、苗を植えて、木を育て、木を伐り、木材として使うサイクルが大切だったのです。循環型の資源は森林ならではの特徴でもあります。
木は大きくなるほど良いように思えますが、大木になりすぎると山から下ろすのが大変かつ製材機での加工も難しくなるため、柱材などとして使いやすい太さに成長する60年を目安に伐採するのが良いとされています。木材として売れれば、その利益を植林や育林に回すことができますし、伐採後に苗を植えることで繰り返し資源として木を使い続けることができます。ですが、今はこのサイクルが円滑に回っているとは言えません。なぜなのでしょうか?
かつては貴重なエネルギー源として木材がたくさん使われてきました。薪でお風呂を沸かし、木炭を燃やして暖を取っていた経験のある方もいるでしょうか。建物や家具など身の回りのものも、多くが木でできていました。しかし、戦後の経済成長とともに技術革新が進み、電気・石油・プラスチックなど木材に代わるものが登場した影響で徐々に木材が使われなくなります。
例えば石油を原料とするプラスチックは、木材と違って育てる時間はかかりませんし、大量に安く生産できて、形も自由自在に加工できるメリットがあります。一方林業は、苗木を植えてから収穫までに60年ほどの時間を要する産業です。育てるコストもかかってきます。仮に収穫できたとしても、急峻な地形の日本では大量に木を収穫することが難しく、複雑な構造を持つ木は加工する方法が限られています。こうした林業の構造や生産サイクルは、効率化やスピードが求められる今の社会との相性が良いとは言えません。それゆえ、今を生きる私たちの暮らしと林業はかけ離れ、学校教育でも林業の存在が薄れてきているのでしょう。
こうしたことを知れば知るほど、「なんで学校で日本の林業のことを教えてくれなかったんだろう」という思いが頭をもたげてくるのでした。そして、「学校教育で当たり前のように森林や林業のことを学ぶ社会にしたい」という思いがふつふつと湧いてくるようになりました。とはいえ、誰か偉い人が世の中を変えてくれる気もしません。
.jpg)
©Hiroaki Tanooka
「だったら自分たちが林業のことを伝えに行こう!」
実行に移したのはちょうど1年くらい前のことです。

去年の年明けから実行に向けた模索をはじめ、まずは農林高校の状況を探ることにしました。2月には岐阜県内5つの農林高校へ赴き、森林関連学科の先生や生徒にヒアリングを実施。
その結果、森林・林業のことを専門的に学ぶ時間が減っていること、コロナ禍も相まって林業現場などを見学・体験する機会がかなり減ってきていることがわかってきました。学校教育の中で、もっとも林業に近いであろう農林高校ですら林業から遠ざかっているのであれば、小学校・中学校・普通科高校ではなおさら、林業のことに触れる機会は少なくなっているはずです。
編集部の2人で各高校を回る道中、響hibi-kiならどういう形で林業を伝えられるだろうかと議論を重ねました。学校の先生にはできない別のアプローチで、林業を学べて、かつ「なんか面白そう!」と生徒たちに感じてもらえる形はなんだろうか。そこで出てきたのがボードゲームです。

▲去年4月、試作したボードゲームを社内向けにテストしている様子。
4ヶ月ほどかけて練ったボードゲームの素案を実際に試作し、社内をはじめ社外で林業に関わる人や農林高校の先生などからもアドバイスをもらい、試行錯誤を繰り返して内容をブラッシュアップしていきました。5月頃にはゲームの内容がある程度固まり、社内のデザイナーの協力のもと林業ボードゲームのプロトタイプ「FOREST BALANCE GAME -幻の山林王-」が完成します。
【ゲーム概要】
■手持ちに10枚のコインと5つの山がある状態からスタート
■必要な道具を購入して林業の仕事を進める
■森林の質(☆)とコイン(©)を増やしていく
■☆とコインの総数の多いプレイヤーが勝者

▲ゲームの盤面
1.購入フェーズ
手持ちのコインで林業に必要な道具を購入
2.育林フェーズ
購入した道具に応じて林業アクションを行う
3.成長フェーズ
2のアクションによって森林が成長(★の数が成長度合いを表す)
4.運命フェーズ
運命カードの山札から対戦相手がカードを1枚選び、その内容によって自らの運命が決まる

6~7月にかけて、加茂農林高校・郡上高校・飛騨高山高校・恵那農業高校・岐阜農林高校を訪れ、森林関連学科の2年生を対象にFOREST BALANCE GAMEを使った出前授業を行いました。

授業の最初は「林業=木を伐る」イメージしかなかった生徒が多くいましたが、授業の終わりには、大型機械を使って大量に木材生産できる手法があること、その機械を使うには山の中に道をつくる必要があること、雨が降るとその道が崩れやすく災害リスクがあること、といった経済と環境のバランスの難しさなどが伝わり、林業に対する解像度が少し上がったように感じました。
「ゲームの後の解説でナゾが解けた感じがして面白かったです!」
▼岐阜商業高校の生徒さん
「林業はただ木を伐って売る仕事だと思っていたが持続可能な社会にしていくために自分達の目の見えないところで大事な仕事をしていることを学ばせていただきました」
▼岐阜市立岐阜女子短期大学の学生さん
「私は獣害対策は一切しなかったし自然災害のことも考えず利の大きい施業を選んだ。本来なら自然災害はいつ起きてもおかしくないし、獣害はゲームで感じたものより大きいものだろうと思う」
▼飛騨高山高校・穂波輝樹先生
「森林や林業について私たちの生活との関わりを考えることができるゲームだと感じました。それによって、森林や林業の「よき理解者」「森の応援団」を多く生むことにつなげていけると思いますし、森林や林業に関わる仕事に進む一歩になるのでは思います。実際に、ゲームを体験した2年生のうち3名が林業現場の見学会にも参加し、進路についても森林関係を視野に入れて動き始めています」
こうした出前授業の他にも、農林高校から希望者を集めて林業現場の見学会を開いたり、岐阜市立女子短期大学や岐阜商業高校、清見中学校でも出前授業を行ったり、子どもたちに向けて林業に触れる機会をつくってきた1年でした。

ボードゲームにすることで、農林高校にかぎらず、小学校や中学校、普通科高校に林業を広げていけると考えています。当たり前に学校で林業を学ぶ革命の一歩です。誰でも遊べるボードゲームであれば、大学、さらには社会人向けにも広げていくことができます。

林業教育革命の実現をたぐり寄せるためには仲間が必要です。クラウドファンディングを一つのきっかけとして、私たちの活動に共鳴してくれる方を岐阜県内各地、さらには全国各地で増やしていきたいと思っています。
実は、すでに仲間は増えはじめています!パッケージを得意とする紙のプロ・ヨツハシ株式会社(岐阜市)さんです。プロトタイプは自分たちでプリンター印刷した盤面や、厚紙を切り抜いたアイテムチップを使い、ポリ袋や会社の封筒にボードゲームを収納していました。そのため、ゲーム中に扱いづらく、片付けが手間などの難点がありました。今後はヨツハシさんと連携し、ゲームとしての使いやすさを考慮した改良を進めていきます。

▲ヨツハシさんでは、カードゲームの開発・販売も行う(写真提供:ヨツハシ株式会社)
FOREST BALANCE GAMEは、小学校高学年くらいのカードゲームができる年代から遊ぶことができます。環境問題などの文脈から森林に関わる産業としての林業を知るために、授業はもちろん社内研修などで活用いただけます。これから林業を学びたい!という方にぴったりの内容です。
また、ゲームで使うカードの内容を一部変えるだけで拡張性が広がります。北海道や東北などでボードゲームを行うのであれば、豪雪地帯である地域の特性を反映させて、冠雪害(雪の重みで起きる木の折れや割けなど)のカードをオリジナルのアクシデントカードとして加えると面白いかもしれません。会社の研修で行うのであれば、自社の事業を絡めた仕事のカードを新たに加えてみることもできます。こうしたオリジナル版を一緒に考えてつくる返礼品も用意しました。オリジナル版が気になる!という方は事前にお問い合わせください!

響hibi-kiは、「木材が当たり前にある社会」を目指す飛騨五木株式会社のオウンドメディアではありますが、独立部門のような形で活動しています。ですので、編集部の2人で出前授業の企画やボードゲームの開発、そしてこのプロジェクトの実施を進めてきました。
.jpg)
▲飛騨市森林組合の現場リーダーに取材中の一コマ
響hibi-kiでは発信する情報の質や深さを追求しているため、事業の中には収益が伴わないものもあります。それゆえ、メディアの活動自体をいつまで続けられるのやら…という不安も少しありますが、このプロジェクトを通じて響hibi-kiを応援してくださる方、ボードゲームを買ってくれる方が増えれば、その熱量や応援金を取材活動などに還元できると考えています。新鮮な情報を子どもたちに伝えられるのは、先生ではなく、メディアだからできることです。教育現場だけでは伝えきれないことを私たちが届け、社会を知る学びをともに支えていければと思っています。

・ボードゲーム(1000部)の印刷代 165万円

23年3月 クラウドファンディング開始
23年5月 クラウドファンディング終了
23年6月 返礼品の送付(ゲーム以外)
23年5~9月 各学校で出前授業を実施・ゲーム内容の改良
23年10~11月 ボードゲームの印刷・返礼の準備
23年12月頃 ボードゲーム返礼品の送付


代表取締役社長 峠 清孝さま
飛騨五木株式会社の響hibi-ki編集部の高岸さんと田中さんは、NOBUNAGAキャピタルビレッジの会員メンバーである「NOBUメン」です。響hibi-ki編集部は、岐阜県の約80%を占める森林の魅力を発信するとともに、その普及に向け活動するメンバーです。
「森林に関するイベントを一緒にしたいですよね」のなにげない会話から数週間後、高岸さんが考案した林業ゲームがあるとのことで、高校生向けイベントの開催に至りました。
イベント参加者は、林業を知らない高校生や大学生が中心でしたが、未知の世界を知る興味で会場全体が引き込まれていく様子を目の当たりにしました。また、私自身、木の伐採から皮むき、指定したサイズへのカットをハーベスタという機械で行う様子を見て、林業の進歩はすごいと強く感じました。
実際のゲームでは、「林業」を知り、その社会課題を考え、最後にイノベーションを起こすアイデアを創発していくのですが、林業を知らない学生からでてくるアイデアは、これまでの延長線上にない新しい発想で企画者側が驚かされるものばかりでした。イベントの終盤には、林業に興味を持った学生が多く、響hibi-ki編集部メンバーに個別に質問する姿勢も印象的でした。
この地域に暮らす私たちにとって、森林は欠かすことのできない大切な自然資源であり、森林と共生していくことが今後の持続可能な地域創造につながるものと考えます。
今回、響hibi-ki編集部が提案する「林業ボードゲーム」は、伝統的な産業である林業を将来につなげていく一助になることに加え、ゲームを通じ、多くの方が「林業」についての理解を深め、新たなイノベーションを創発できる人財育成につながるものと考えます。NOBUNAGAキャピタルビレッジは、響hibi-ki編集部の「林業ボードゲーム」の普及を応援しています。
「がんばれ!! 日本の林業」
「がんばれ!! 響hibi-ki編集部」
十六銀行高山支店よりメッセージ
みなさんの周りをみて下さい。生活の中にたくさんの木製品がありませんか。自宅が木造の方もたくさんみえるかと思います。
そんな身近にある木ですが、一方でこの30年間で世界の森林面積は約520万haが失われていると言われています。ご存じの通り、森林は酸素の供給や土地、水源、生物多様性の保全なども担っており、私たちが生きていくうえで欠かすことのできない存在であり、森林率約81%(全国で2番目)の岐阜県に住む私たちにとって森林資源をどう生かしていくか、持続させていくかはとても重要な課題だと思います。森林の形成には長い年月がかかるからこそ、若いうちから森林を守り、生かす林業を知ること、それを次世代にも伝えていくことが大切だと考えます。
このボードゲームが、楽しく林業を知るための入口となり、これをきっかけに多くの人が森林資源について考え、豊かな森林を後世にバトンタッチしていく一助となることを期待します。
十六銀行 高山支店一同
FOREST BALANCE GAMEを使って林業の面白さを一緒に広めていきたい!と思ってくださる方が現れれば嬉しいのはもちろんです。
でも、それだけではなく、私たちの取り組みを知ってもらえること、そして「こういう社会になったらいいいよね」「応援したい!」と思ってくれる方が一人でも増えれば、それもまた私たちの原動力になります。
このクラウドファンディングを通じた皆さんそれぞれのリアクションが、FOREST BALANCE GAMEを全国に推し広げ、林業教育革命を起こすことにつながっていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
響hibi-ki編集部 田中菜月・高岸昌平
- 2023年6月1日 06:00ご支援ありがとうございました!
-
このプロジェクトの募集が昨日で終了となりました。
集まった金額:791,500円(目標金額は650,000円)
支援者数:83人
ご支援してくださった方、林業ボードゲームのことをちょっとでも気にかけてくださった方、本当にありがとうございました!!
これから本格的に製品化に向けてプロジェクトが進んでいきます。完成予定は今年の秋ごろです。完成までの様子や完成後の出前授業の様子などは引き続きこのブログや響hibi-kiのSNSで投稿していきます!
Twitter:https://twitter.com/hibi_ki_0811
Instagram:https://www.instagram.com/hibi_ki_0811/
Facebook:https://www.facebook.com/hibiki.japan/
当初は目標金額150万円(制作部数は1000部)でのスタートでしたが、思うように支援額をのばすことができず、「林業なんて誰も興味ないよな…」と自信をなくした時期もありました。ですが、東京や大阪、名古屋、群馬、長野、福井など、各地で開催したボードゲーム体験会に参加してくれた方々の声を直接聞く中で、ボードゲームを活用したいと言ってくださる方や一緒に林業教育革命を広げていきたいと熱い言葉をかけてくれる方が確実にいることを身に沁みて感じました。
そうした方が少しでもいるなら、100部や200部くらいの小規模でもいいから製品化を進めた方がいいのではないか。そう考えるようになり、OCOSの方にも相談して、募集期間の途中で目標額を下げるに至りました。
中途半端かもしれません。でも、一番大事なことは今の林業の姿を伝え続けることだと思っています。
そして、このボードゲームの取り組みだけでなく、森林・林業のメディアとして響hibi-kiは活動を続けていきます。全国どこへでも伺いますし、オンラインでゆるっと話すだけでもウェルカムです。ご入り用の際はいつでも気軽にお声がけください!
響hibi-ki編集部
田中 菜月
高岸 昌平
狩野 和也 - 2023年5月31日 14:33岐阜市立女子短期大学で授業を担当しました!
-
本日、岐阜市立女子短期大学で林業ボードゲームを使った授業をしてきました!
終わってほやほやのタイミングで投稿しております!
デザイン環境学科1年生の必修科目である「サスティナブルデザイン」の授業の中で2コマ分の時間をいただき、ものづくりの原材料として使われる木材がどのように私たちの暮らしの中に届いているのか、そもそも「サスティナブルな社会」が目指される中で木を伐採するのはどうなの?、といった視点でお話しをさせてもらいました。
ボードゲームをプレイしながら、疑似的に自分の森を育て、森の中に道をつくり、搬出間伐をして木を売ってお金を稼ぐ、獣害ネットを張ってシカによる苗木の食害を防ぐ、といった体験をしてもらいました。
デザインの分野からすると林業は遠い存在に思われてしまうかもしれませんが、ものづくりをする中で原材料として木材を使う機会もあると思います。山の中でどんな作業が行われて木が生産されているのか、山から運び出された木がどうやって加工されて、私たちの手元に届いているのかを知ることは、ものづくりをする上でも大事な視点です。林業があるからこそ木を使うことができるし、自分たちの暮らしも成り立っているんだということが少しは分かってもらえたかなと思います。
そして、明後日は岐阜市立草潤中学校で林業ボードゲームを使って授業をしてくる予定です!
このブログでもまた授業の様子を投稿しますのでお楽しみに! - 2023年5月26日 08:44終了まであと6日!
-
募集終了まであと6日となりました。
とってもありがたいことに、目標額達成後も支援をしてくださる方々のおかげで支援額は70万円を超えました!
本当にありがとうございます!!
製品化することが決まったので、ゲーム内容やパッケージなどの改良も少しずつ進めていきます。
面白く林業が学べて、かつ、プロダクトデザインとしてもかっこいいボードゲームを目指して制作していきますので、より良いものを作るためにも引き続きご支援のほどよろしくお願いします!
響hibi-ki編集部 田中・高岸・狩野 - 2023年5月18日 12:00目標金額と募集期間の変更について
-
この度、目標金額を650,000円に変更、また募集期間を5月31日まで延長することとなりました。
林業ボードゲーム「FOREST BALANCE GAME」の製品化プロジェクトは当初、法人さまや森林組合さまなど事業者さまとの協力を見込んで1000部の制作を予定しておりました。しかし、ボードゲームの体験会を通じてご支援いただく皆さまから、制作部数が少なくとも確実に製品化してほしいという声を多数いただきました。このクラウドファンディングプロジェクトの目的を考えたときに、飛騨五木株式会社としてご支援いただいた皆さまの製品化への期待に応えることこそが「林業教育革命」への一歩だと感じました。ご支援いただいた皆さまにこのボードゲームを届けることができるよう、制作する部数を減らして募集金額を変更し、目標達成を目指そうと判断いたしました。
どうぞ皆さまのお力添えのほどよろしくお願いいたします。
- 2023年5月2日 10:22月刊ぷらざで林業ボードゲームについて取り上げてもらいました!
-
掲載ありがとうございます!編集室の松永さんも色々と取材いただきありがとうございました!!
- 2023年5月1日 10:00【応援メッセージ】手漉き和紙職人の千田崇統さまより
-
千田さん、応援メッセージありがとうございます!!
手漉き和紙職人
Warabi Paper Company 代表
千田 崇統さま
FOREST BALANCE GAMEの話を聞いて、森林や林業について学ぶ授業の導入としてボードゲームをやるのはめちゃめちゃいいなあと思いました。ゲーム自体も熱中しそうな内容ですし。このボードゲームと合わせて林業のワークショップなんかをするのも面白そうですよね。ただ、製品化するにしてもゲームをつくった人が授業をするのが一番伝わるのかなとは思いました。和紙にまみれる里山テーマパーク「ワラビーランド」でもぜひFOREST BALANCE GAMEの体験会をやってほしいです!
▼プロジェクトページはこちら
https://www.oco-s.jp/project/hidagoboku - 2023年4月27日 13:18朝日新聞で「FOREST BALANCE GAME」を取り上げてもらいました!
-
記事は以下のリンク先からお読みいただけます!
https://www.asahi.com/articles/ASR4N00NBR3ROHGB007.html - 2023年4月24日 12:55大阪会場レポート【林業ボードゲーム体験会】
-
4月23日(日)、大阪の淀川区にある林業系コンサルタント㈱古川ちいきの総合研究所が運営する「ちいきのBAR 峠」にて林業ボードゲーム体験会を開催しました。
当日は製材業を営む方や学生、会社員の方など幅広い層の方々にご参加いただき、「森林の特定できない条件がうまく盛り込まれていて面白かった!」「実際の林業はさらに複雑なのだろうと理解できた」という声をいただきました。参加してくださった皆さま、ありがとうございました!!
次は4月27日(木)の東京会場です!
- 2023年4月14日 10:00【応援メッセージ】古川ちいきの総合研究所・代表の古川大輔さまより
-
古川さん、応援メッセージありがとうございます!!
株式会社古川ちいきの総合研究所 代表取締役社長
ちいきのBAR&gallery 峠 オーナー
古川 大輔さま
「林業って、わかりにくい」
環境を守ると言い、木を伐採する。木を伐採して、環境にイイと言う。理解は瞬時に不能です。林業というのは、木を伐採して高い収益を目指す短期的な経営視点(利益)が必要なだけではなく、残った木々でどういう森を作り環境保全や生物多様性に配慮する長期的な経営ビジョン(理念)も同時に必須です。この両輪の達成こそが林業の魅力であり、後世にどんな山を残していくのかという“ロマン”にもなるのです。ただ、実際の林業では、不慮の事故や、台風等の自然災害で土砂崩壊したり、獣害による被害が起こったりする。それも林業の現実です。実直に、技術や経営力を高めても、運、不運の要素も入ってくるのが林業です。
さて、こういった林業の現実性と運命性とが混在しうるものをシンプルなゲームにし、わかりやすさを希求したのが、この「林業ボードゲーム」です。ギャンブル的な要素もありながら、直近で収益を得る悦びを知り、それでいて「備えなければ憂いあり」といった、アリとキリギリスでいう、アリのような実直性も持ち得てなければゲーム勝利者になれない。
もちろん、理想(ゲーム)と現実は違うんだ!というご意見ありましょう。ただし、それは、誰かがコーチングをしつつ補足しあえばよく、また地域ごとにオリジナル性を作ってみたり、遊びながらコミュニケーションが深まっていくのも、このゲームの副次的効果の一つともいえるでしょう。
まさに、響hibi-ki編集部が提案する「FOREST BALANCE GAME」は、林業を学びたい全ての方へ、また各種の企業研修において、新時代における人材教育の一歩になるものと考えます。なお、本担当の飛騨五木株式会社響hibi-ki編集部の高岸さんは、学生時代、当社のインターン生として活躍をしておりました。飛騨五木さんに就職され、林業の伝え手として羽ばたいており、今回、新たな林業ゲーム開発を行っていることを受け、応援をいたしたく、大阪開催の場の提供、ならびに応援メッセージをご提供した次第です。ぜひ、応援のほどよろしくお願い申し上げます。
▼プロジェクトページはこちら
https://www.oco-s.jp/project/hidagoboku - 2023年4月7日 10:00【応援メッセージ】NEUTRAL COLORSの加藤直徳さまより
-
加藤さん、メッセージありがとうございます!!
出版社「NEUTRAL COLORS」主宰/編集者
加藤 直徳さま
響hibi-kiの立ち上げ当初からディレクターとして関わってきましたが、「林業NOW」「にっぽん民藝journey」「森で働く」「FOREST SHUTTER 森の暮らし」など18の連載を通して森を感じられるメディアをつくる、という取り組みに共感していたので今まで一緒に制作を続けてきました。その一環として、若い世代にも森や林業のことを伝えていく「FOREST BALANCE GAME」も応援しています。
このボードゲームは、林業における環境面と経済面のバランスが大事だということをプレイヤー自身が遊ぶ中で気づける点が魅力だと感じます。プレイヤーが林業の道具を買って、仕事をし、所有している森を成長させる。それだけでなく、伐った木を売ればコインを獲得することもできます。ゲームでは森林の成長量を表す★とコインの合計数を競うため、森を育てながらお金も稼ぐことが重要です。それが持続可能な森林・林業につながるんだという気づきにもつながります。
林業は危ないし儲からなさそうなイメージがありますが、実はかっこいい一面もあるし、お金を稼ぐこともできるんだということが分かれば若い世代も興味を持ってくれるはずです。響hibi-kiに出てくる森の人たちの写真はかっこいいし、デザインもいいので、今までの林業とは違うイメージを届けることができると思います。「FOREST BALANCE GAME」の取り組みとともに森に気づく人を増やしていってほしいです。
▼プロジェクトページはこちら
https://www.oco-s.jp/project/hidagoboku
-
-
1.森のカレンダーセット
2人が参加しました
¥5,000ポストカードサイズのカレンダー1年分です。響hibi-kiのインスタなどで投稿している森の写真からセレクトします。写真の種類は届いてからのお楽しみです。
※写真はイメージです
-
-
2.ジビエカレーセット
7人が参加しました残り 0 個
¥5,000岐阜県揖斐川町産の新鮮なシカ肉を使った、里山のうまみたっぷりのカレー。1セット2箱入りです。
-
-
3.森の中で育った干ししいたけセット
5人が参加しました残り 5 個
¥5,000岐阜県川辺町で、森づくりから原木しいたけ栽培まで取り組む<環の森>さんがつくる干ししいたけ(スライス)を2袋お届けします。1袋25g入り。
※写真はイメージです
-
-
4.おなかに優しい森の飴
残り 10 個
¥5,000響hibi-kiの取材先である<キハダ飴本舗>が手づくりするキハダ飴。1袋250g入り。
整腸作用のあるキハダの木は漢方として古くから使われてきました。そんなキハダをお子さんでも食べやすいように飴に仕上げています。おなかが弱い編集部の田中も愛用してます!
-
-
5.大地のおやつセット
5人が参加しました
¥5,000響hibi-ki STORE 実店舗で人気のおやつのセット。かりんとうやビスケットの中からランダムで3種類お届けします!
※写真はイメージです
-
-
6.響hibi-kiロゴTシャツ
1人が参加しました
¥7,000響hibi-kiの各連載のロゴを背面にあしらった白Tシャツです。フリーサイズです。
-
-
7.響hibi-kiフォトTシャツ
¥7,000取材先で撮影した神秘的な山の写真が特徴の黒Tシャツ。フリーサイズです。
-
-
8.森の恵みがつまった「ぎふコーラ」
4人が参加しました
¥7,000岐阜を代表する森の恵み・薬草。揖斐川町で採れた薬草をふんだんにつかった、爽やかな香りの「ぎふコーラ」(200ml)を1本お届けします。
炭酸やミルクで割るのはもちろん、ハイボールやジンコークにして楽しむのもおすすめです!
-
-
9.「FOREST BALANCE GAME」1セット(+1セット寄付)
55人が参加しました
¥7,500「FOREST BALANCE GAME」を1セット分ご支援いただくと、プラスで学校に1セット寄付される仕組みです。
プロトタイプ改良後の送付となるため、お手元に届くのは今年の12月頃になります。
※寄付先はプロジェクト終了後に決まります
-
-
10.森の香りセット
1人が参加しました
¥10,000響hibi-kiの取材先である<Licca>の長壁夫妻がつくる、森のアロマミストを2つお届けします。
香りの種類はランダムです。
-
-
11.とにかく応援したい!
5人が参加しました
¥10,000林業ボードゲームの取り組みやメディアの活動を応援したいという熱量が響hibi-ki編集部に届きます。
-
-
12.出前授業を応援!
¥20,0005人以上の方にご支援いただくと、新たに学校にお声がけして出前授業を実施します。
授業の冒頭ではご支援いただいた方を紹介いたします!
※有効期限なし
-
-
13.スポンサー枠
2人が参加しました
¥50,000ゲームアイテム・ゲーム説明動画の中に貴社の製品やロゴを入れる、出前授業でスポンサー紹介するなど、ボードゲームの取り組みの中で貴社をPRいたします!
※広告内容は要相談。有効期限なし
-
-
14.とにかく応援したい!
¥100,000林業ボードゲームの取り組みやメディアの活動を応援したいという熱量が響hibi-ki編集部に届きます。
-
-
15.響hibi-kiがPRのお手伝いをします!
¥100,000森に気づくためのメディア「響hibi-ki」が貴社の取り組みを取材し、WEBに記事を掲載します。プロカメラマンによる撮影データの提供も込みです。貴社HPやパンフレット制作等にも活用できるよう、撮影したい内容を指示していただいてもOKです!
※交通費別途。有効期限なし
-
-
16.出前授業・社内研修にお伺いします!
¥150,000「FOREST BALANCE GAME」を使って、森林や林業の基本を響hibi-ki編集部がお伝えします。レクチャーする内容は年齢や属性にあわせてアレンジ可能です!
※交通費別途。有効期限なし
-
-
17.「FOREST BALANCE GAME」オリジナル版の制作+ゲーム活用フルサポート
¥450,000既存の「FOREST BALANCE GAME」をベースに、応援者様の地域の特性を表したカードを加える、応援者様が実際に行う事業を仕事としてカードに加えるなど、特別仕様のボードゲームを制作します。さらに、授業や研修内容のやり方などもお伝えし、ボードゲーム導入後の活用についてもサポートします。
※交通費別途。有効期限なし